

原作:シビル・ウェッタシンハ (訳:松岡享子 福音館書店刊による)
台本:福田善之 作曲・芸術監督:林光 演出:福田善之 大石哲史
働きものぞろいで豊かなねこの国へ、ある日舟に乗って、仮面で顔をかくしたふたりの旅人がやってきた。
旅人たちが教えてくれたのは、働いてばかりいるねこたちが知らなかった、夢のような楽しみ、歌や踊りだった。
こんなにすばらしいものが世のなかにあることを教えてくれたあなたたちはだれなんだ、どうか仮面をとって顔を見せてくれないかと、ねこの国の王様はふたりに頼んだ。
ふたりが仮面をとると、あらわれたのは、なんとねずみだった。
どこからかねこの国にやってきて、ねこたちが知らなかった歌や踊りというもののたのしさ、おとなっぽくいえば芸術のよろこびをおしえてくれた、ふしぎなふたりの旅人が、じつはねずみだったと知ったら、もしもきみたちがねこだったらどうする?
こんなすばらしいたのしみをおしえてくれた恩人は、昔きみたちのご先祖がつかまえては食べていたねずみなんだ。
ねこがねこだけで暮らしていた平和なこの国は、ねこがねずみを殺し、人間と人間が殺し合っていたとおい昔にもどってしまうのだろうか。
王子をはじめとする、かしこいこどもねこたちの活躍で、ねこの国は救えるだろうか。
おはなしの結末を、ぜひ見てね。 (林 光)
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