「明日のオペラ」への誘い
これまでの「宮澤賢治歌劇場」シリーズより
「明日のオペラ」への誘い
原作:宮澤賢治
演出:加藤直
俳優座劇場
《宮澤賢治歌劇場Ⅵ》
2025年 3月6日(木)~9日(日)
オペラ『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』新作初演
作曲:中野健一
【出演】
岡原真弓、富山直人、髙野うるお、齊藤路都、小林ゆず子、泉篤史
クラリネット・橋爪恵一、ヴァイオリン・山田百子、打楽器・石崎陽子、アコーディオン・佐藤芳明
オペラ『鹿踊りのはじまり』新演出
作曲:林光
【出演】
島田大翼、西田玲子、北野雄一郎、沢井栄次、熊谷みさと、金村慎太郎、小田藍乃、冬木理森
クラリネット・橋爪恵一、ヴァイオリン・山田百子、打楽器・石崎陽子、アコーディオン・佐藤芳明
《宮澤賢治歌劇場Ⅶ》
2025年 3月12日(水)~16日(日)
オペラ『なめとこ山の熊』オペラ版初演
作曲:萩京子
【出演】
大石哲史、梅村博美、相原智枝、青木美佐子、佐藤敏之、花島春枝、石窪朋、鈴木裕加、彦坂仁美、沖まどか、壹岐隆邦、鈴木あかね、吉田進也、中村響、松田祐慈郎
打楽器・高良久美子、ピアノ・吉村安見子
オペラ『饑餓陣営』新演出
作曲:林光
【出演】
佐藤敏之、花島春枝、石窪朋、鈴木裕加、豊島理恵、彦坂仁美、沖まどか、壹岐隆邦、武田茂、鈴木あかね、吉田進也、入江茉奈、中村響、松田祐慈郎
ピアノ・吉村安見子
「賢治詩歌集」
演奏曲/岩手軽便鉄道の一月(作曲・林光)、風がおもてで呼んでゐる(作曲・萩京子)、月夜のでんしんばしら(作曲・宮澤賢治)、星めぐりの歌(作曲・宮澤賢治)他
【出演】
オペラシアターこんにゃく座
ピアノ・萩京子、吉村安見子、打楽器・高良久美子
《宮澤賢治歌劇場Ⅵ》として、名古屋在住の作曲家、中野健一を初めて迎えて新作オペラ『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』と、2005年に《宮澤賢治歌劇場Ⅴ》で初演した林光作曲オペラ『鹿踊りのはじまり』の20年ぶりとなる再演を、二本立てで上演する。そして翌週には、《宮澤賢治歌劇場Ⅶ》として、萩京子作曲のオペラ『なめとこ山の熊』のオペラ版初演と、林光が1983年に作曲したオペラ『饑餓陣営』を上演。2025年4月末をもって閉館する俳優座劇場でのこんにゃく座最終公演。
オペラ『変身』
2025年9月公演オペラ『変身』 新演出
原作:フランツ・カフカ
台本:山元清多
作曲:林光
演出:上村聡史
1996年に初演したオペラ『変身』。出演者は、K、父、母、妹などそれぞれの役を演じ、時にコロスとなり物語は進行する。虫になった主人公を取り巻く家族の変貌が物語の中心となっており、林光は17の各場面に“シャンソン”、“ブルース”、“マーチ”といったタイトルをつけ、場面によって音楽様式を次々に変えていく。日本全国での旅公演に加え、2009年にはヨーロッパ公演もおこなった林光の代表作のひとつであるオペラ『変身』。新たに上村聡史を演出に迎え、新演出版として上演する。
オペラ『歌え!比羅夫丸』
2026年2月公演オペラ『歌え!比羅夫丸』 新作初演
台本:畑澤聖悟
作曲:信長貴富
演出:眞鍋卓嗣
ドラマターグ:工藤千夏
スコットランドに古くから伝わる民謡「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」。日本では「蛍の光」の原曲として知られている。スコットランドで建造され、青森と北海道を結ぶ青函連絡船として日本の物流を支えた比羅夫丸と田村丸。二隻は、明治、大正、昭和と怒涛の時代を乗り越え活躍した。その“船たち”の物語を軸に、日本の近代史を描いた畑澤聖悟による戯曲「Auld Lang Syne」を元に、新たにオペラ作品として新作初演する。信長貴富によるこんにゃく座への待望の書き下ろしオペラ第二弾。