森は生きている

オペラ『注文の多い料理店』と歌のステージ

わがままな女王の気まぐれからはじまった
かごいっぱいの金貨につられた
マツユキ草探し
むりやり冬の森へ行かされた
〈むすめ〉が 出会ったのは
〈時間〉をつかさどる自然のまもり手
一月から十二月までの
十二人の〈月の精〉たちだった
“もえろ もえろ あざやかに”
月たちが歌う焚き火のぬくもりのなかで
〈むすめ〉はなにをもらったか?
女王はなにを学んだか?

スタッフ

原作:サムイル・マルシャーク 訳:湯浅芳子 台本・作曲:林光 演出:高瀬久男 美術:松井るみ 衣裳:出川淳子 照明:中山奈美 振付:新海絵理子 舞台監督:久寿田義晴

ものがたり

新しい年を迎える大晦日、わがままな女王が、四月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したために、国中は大さわぎ。ほうびの金貨に目がくらむ継母のいいつけで、マツユキ草を採ってくるようにと一人の娘が真っ暗な森に追いやられます。 そこでは十二月の精たちがたき火を囲んで新年の儀式の最中でした。娘の話を聞いた四月の精は、他の月たちに頼んで一時間だけ「時」をゆずってもらいます。娘はマツユキ草を手に入れましたが、それを渡された女王は、自らマツユキ草を摘むために吹雪の森へと出かけます。しかし、そこで待ちうけていたものは・・・。

作曲家より

オペラ『森は生きている』は、この物語を知らない、こんにゃく座のオペラを見たこともないすべての人たちに捧げられるが、同時に、物語で、劇で『森は生きている』に出会ったことのあるすべての人たち、とりわけ、『十二つきの歌』や、『カラスの歌』を歌ってくれた知り合いの、そしてまだ会ったことがないたくさんのこどもたちにも捧げられる。(林光)

公演評

こんにゃく座の代表的なレパートリーの一つであるばかりではなく、児童劇にもとづくオペラとしては、疑いもなく最高傑作のひとつと呼んでもよいものであろう。髙瀬の演出は、大筋において手際もよいが、明るい色彩感がひとつの特質をもなしている。それによって、おそらくこのドラマがもたらす教訓や論理は、いっそう聴衆に沁みこんでゆくものと思われる
(「演劇と教育」2005年4月号)
爽やかな舞台に快活な音楽が響いた。人間の傲慢さを物笑い大自然を賛歌するこんにゃく座メッセージは健在。
(「音楽現代」2005年3月号)

アンケート

  • 感動の大きさがあまりにも巨大すぎて、始まりの瞬間からこれから何がおこるのだろうとわくわくしっぱなしです。
  • 物語の奥底に秘められた神秘をギャグとうまく芸術にされていてすばらしいです。
  • マツユキ草の出現するシーンが特に印象深いです。生命の輝きのようでした。自然に会いに行きたくなりました。
  • 新しい年のはじめに素晴らしい贈り物を頂いた気分です。改めて、自然や人の心など色々なものを大切にする気持ちを思い出させてもらいました。
  • 人間に対する警告。森の幻想の世界に引き込まれた。澄んだ声に心が洗われた。

公演データ

公演日程
2010年9月下旬~12月・2011年10月下旬~12月
上演時間
2時間20分(休憩15分を含む)仕込み6時間・バラシ1.5時間
会場条件
間口12.6m 奥行き9.9m 高さ6m
※体育館公演可能。その際公演条件が変わります。詳細はお問い合わせ下さい。
人数
21人(歌役者12人+ピアニスト1人+スタッフ8人)
移動方法
電車移動 運搬トラック4t車2台

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