こんにゃく座主催公演

ごあいさつ

今年のゴールデンウィークはこんにゃく座のオペラへ行こう!

こんにゃく座がおおくりする2008年春公演は、オペラ『ピノッキオ』です。

♪アジアで生まれたオペラ『ピノッキオ』

オペラ『ピノッキオ』の誕生は2007年5月のアジアツアー。200人の小さな会場から1300人の大劇場での上演、言葉もさまざま、文化も違う5カ国それぞれのお客さまに楽しんでもらえる作品として生まれました。海外で新作を初演するのは、こんにゃく座でも初めての経験。伝わるか、ほんとうに楽しんでもらえるのか…いつも以上に心配しましたが、客席からの素敵な反応に、出演者もスタッフもピアニストで参加した作曲の萩京子も、大感激でした。
アジアを旅してたくさんの経験を経て、いよいよ日本初演!2008年春、ついに日本のみなさまに見ていただけることとなりました。

♪こんにゃく座の「ピノッキオ」は
ありのままの木の人形であることを選びます

原作では最後、ピノッキオが人間のこどもになったところで物語は終わります。でもこんにゃく座のピノッキオは、「人間のこどもになれなくても、幸せになれるんだと」と歌います。経験をつんで、たくましく、強く、そして優しく成長したピノッキオは、木の人形であることを誇りに思うようになるのです。‘ありのままの自分であること’ピノッキオからの大きなメッセージです。

♪こどももおとなも

こどもとおとなが一緒になって笑ったり、感動したり、考えたりできる作品、満足できる舞台、それがオペラ『ピノッキオ』。たくさんのイベントが催されるGW、今年はこんにゃく座のオペラを楽しみに劇場までいらしてください。座員一同、心よりお待ち申し上げます。

2008年2月
オペラシアターこんにゃく座

スタッフ

原作 カルロ・コッローディ
台本 山元清多
作曲 萩 京子
演出 伊藤多恵
美術 荒田 良
衣裳 太田雅公
照明 中川隆一
舞台監督 久寿田義晴
宣伝美術 Vasun Puntumkhul'MINT'(イラスト)
弘瀬康之(デザイン)
音楽監督 萩 京子
芸術監督 林  光

プロフィール

[山元清多(Yamamoto Kiyokazu)/台本]
東京都出身。東京大学教育学部教育心理学科卒。1968年「演劇センター68」を経て「68/71黒色テント」に参加。以後劇団「黒テント」の劇作、演出を中心に映画、テレビ、ラジオなどのシナリオを多数手掛ける。『比置野ジャンバラヤ』で第27回岸田戯曲賞受賞(1982年)。黒テントの海外交流活動として数多くのワークショップ・演劇公演等に参加。

[萩京子(Hagi Kyoko)/作曲・音楽監督]
東京都出身。1978年、東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。1979年よりオペラシアターこんにゃく座、座付作曲家にしてピアニスト。1997年より音楽監督、2004年、代表に就任。
主なオペラ作品は、『シグナルとシグナレス』(1985)、『ガリバー』(1997)、『ロはロボットのロ』(1999)、『好色一代男』(2005)など。

[伊藤多恵(Ito Tae)/演出]
振付家。演出家。ダンスシアター他動式代表。
千葉県生まれ。日本体育大学卒業。1987年より竹屋啓子ダンスカンパニーにおいて振付を手がける。独立後、1991年、渡欧先のベルリンで「Walkers」を発表。1993年より鈴木百合子と「ダンス・プロダクション」を 設立。近年では、オペラシアターこんにゃく座、かもねぎショット、新国立劇場主催オペラなどで、演出、振付を手がける。

作曲者のことば

「ピノッキオは木の人形」 萩京子

ピノッキオは木の人形です。
「いい子にしていたら人間のこどもになれる」といわれて、ピノッキオは人間になることを夢見るけれど、いい子でいることはなかなか大変です。
「いい子」は、勉強をしなくてはいけないし、約束は守らなくてはいけません。でも、ピノッキオはすぐに楽しいことに心を奪われてしまいます。
それは人間のこどもそのものです。
「楽しいこと」や「遊び」は、とても大切なことです。もちろんこどもにとっても、そしておとなにとっても。「遊び」を失ってしまったら、世界は暗闇になってしまいます。
「ピノッキオ」の物語は、こどもたちに「誘惑に負けない心を持ってほしい」、「勉強してりっぱな人になってほしい」という願いが込められていることは確かですが、こどもたちの「遊びたい」という気持ちを否定した物語ではありません。
世界中で長く読み継がれてきたのは、遊ぶことが大好きなピノッキオ、何度も失敗し、何度も反省する、そんなピノッキオの姿に、すべての子供たちが自分の姿を重ね合わせてきたからにちがいありません。
「いい子にしていたら人間のこどもになれる」…原作者のコッローディは人間を肯定し、「善き人間をめざすことが世界を善くする」という考えに貫かれています。しかし、わたしたちはいま、人間の愚かしさを自覚し、人間だけがすばらしいのだ、という考えから抜け出ていくことが必要だと考えます。
わたしたちがお届けするオペラ『ピノッキオ』では、物語の最後、ピノッキオは自分が木の人形であることをはっきりと自覚します。人間のこどもになれなくてもいい、と言います。旅をして、たくさんのことを知り、たくさんの経験をして、おじいさんと再会したピノッキオは、やさしさと強さをあわせ持ち、「ピノッキオ」という人形であることを誇りに思うようになる。そのことこそ、いま、わたしたちが世界中のこどもたちに伝えたいことなのです。

キャスト

岡原真弓 井村タカオ 佐藤敏之 田中さとみ

【ピアノ】

関直子(4/26~5/1) 吉村安見子(5/3~5)

公演情報

開演時間
会  場
4/26(土)
18:00
イタリア文化会館 アニェッリホール
4/27(日)
11:00◎/15:00◎
4/30(水)
18:30
亀戸文化センター カメリアホール
5/1(木)
18:30
5/3(土)
18:30
時事通信ホール
5/4(日)
11:00◎/15:00
5/5(月・祝)
11:00/15:00◎

※開場は開演の30分前
※上演時間約1時間20分
※◎=託児あり

【会場】
●イタリア文化会館 アニェッリホール
東京都千代田区九段南2-1-30  http://www.iictokyo.esteri.it
〈東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」駅下車2番出口より徒歩10分〉※2番出口出て→そのまま直進→内堀通りを左折→左側の建物B2F

●亀戸文化センター カメリアホール
東京都江東区亀戸2-19-1 カメリアプラザ内3F
http://www.kcf.or.jp  tel03-5626-2125
〈JR・東武亀戸線「亀戸」駅下車北口より徒歩2分〉

●時事通信ホール
東京都中央区銀座5-15-8 
http://www.jiji.com/hall/  tel03-3546-6606
〈東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅下車6番出口より徒歩1分〉※6番出口出て→右折(進行方向に新橋演舞場が見えます)→右側の1Fスターバックスのある建物2F

【チケット料金】
●イス指定席 ※全会場
・おとな4,000円(当日4,500円)
・おとなペアシート7,000円(当日8,000円)
・こども2,500円(当日3,000円)※小学6年生まで
・学生3,000円(当日3,500円)

●さじき自由席 5/3~5 ※時事通信ホールのみ
・おとな3,000円(当日3,500円)
・こども2,000円(当日2,500円)※小学6年生まで
・学生2,500円(当日3,000円)

【チケット発売日】
2008年3月8日(土)
※こんにゃく座ファンクラブ「こんにゃクラブ」など先行発売あり

【チケット取扱い】

オペラシアター
こんにゃく座
TEL 044-930-1720
電子チケットぴあ TEL 0570-02-9988 0570-02-9999(Pコード:384-351)
イープラス http://eplus.jp/
カメリアホール TEL 03-5626-2125 http://www.kcf.or.jp
(4/30、5/1公演のみ。3/9より発売)

チケット申し込み

チケットお申込みは下記日程から承ります。
2008年3月8日(土)午前10時より
※こんにゃクラブ先行発売 3月4日(火)午前10時より

チケットお申し込みはこちらへ

託児サービス

・4/27(日)11時・15時の回
・5/4(日)11時の回
・5/5(月祝)15時の回
お申し込み・お問い合わせ:
イベント託児・マザーズ TEL0120-788-222 ※定員あり・要予約

共催・後援・協力・主催制作

【共催】
(財)江東区地域振興会 江東区亀戸文化センター(4/30、5/1)

【後援】 
江東区教育委員会、中央区教育委員会

【協力】
イタリア文化会館

【主催制作】
オペラシアターこんにゃく座

オペラ『ピノッキオ』アジアツアー2007 公演評

バンコク週報【タイ】20076.4

日タイ修好120周年記念事業のタイ公演を行った。5月23日のバンコク公演を皮切りに、ナコンラチャシマ、コンケン、ウドンタニと東北部を巡回するツアーで新作オペラ『ピノッキオ』を上演。各地の観客は、おとなもこどもも一緒になって、生の舞台を楽しんだ。(中略)
…登場する人物や動物はもちろん木や海まで、衣裳や人形、布などを使いながら効果的に表現。舞台装置はなく、大きな袋が4つ置かれた。そこから次々と楽器や小道具が現れる。物語の展開とともに袋から何がでてくるのかという期待が高まり、目が離せない。
おもちゃの国でピノッキオが遊ぶ場面では、最前列の桟敷席から興奮したこどもが出てきて飛び入り出演。予想外の展開に観客も大喜びだった。(中略)
誰もが知っている物語ながら、おとなでも童心に帰って楽しめる、アットホームな雰囲気いっぱいの公演だった

日馬プレス【マレーシア】2007.6.1

(前略)歌手4人とピアニスト1人という少人数のオペラでしたが、けして物足りないとは感じませんでした。歌手は一人二役をこなし、慌ただしくも興味深く工夫をこらしたものでした。

ヴィエンチャン・タイムス【ラオス】2007.6.1 by Phoonsad Thevongsa

(前略)オペラシアターこんにゃく座の目的は、上質なエンターテインメントを提供することだけでなく、東南アジア各国の人々に、日本の生活や文化を知ってもらうことにもある。(中略)
素晴らしいパフォーマンスが終わると、会場はスタンディングオベーションと「ブラボー」の歓声につつまれた。(中略)
ピノッキオのお話には、「正直なことが最善である」という、おそらく人間の存在と同時に生まれていたであろう古来の教訓が含まれている。どのような文化の、どのような人々であれ、その教訓が深く心に響くことは自明の理である。